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またしても消えててすみません。一応ちまちまっと小説打ってました。
あまりのブランクの長さにちょっとどころかかなり修正がいると思われますOTL
全部繋がったら投稿しに行こうかな……

とりあえず少しずつ乗せていきますね。

七尾さん&ふみさん岡山弁フォロー有難うございます……!頼もしいサイトを教えて頂きましたので、後日必ずや「らしい」クリスさんを登場させます。勇気百倍!





30日は恐れ多くもオフ会に参加させていただくことになりました。
今回はゆっくりしたいな……!
ご一緒してくださる方々、宜しくお願いいたします!

パソコンの液晶が破損し、まともに画面が見られない状況が続いています。
年末年始のためしばらく修理にも出せず、歯がゆい想いですOTL
絵茶も絵版もしばらくできそうにありません;


あ、ちょっとだけ小説に追記しておきました。岡山弁コンバータ使ってみたけどどうでしょうか……
思ったんですがクリスさんがこの言葉を使うようになったのっていつからでしたっけ……ナナシキにいる頃もこの言葉でよかったのかしら?
プロフ拝見したら里を出た後に流民に預けられる、って書いてあるので、たぶんダメなんだろうなぁと思いますが……せっかくコンバータ教えていただいたので使ってみたくてOTL
ダメだったら言ってやってください。後で修正します;

ティードがいつもより落ち着きのない喋り方なのは少年時代だから……だと思います。たぶん。



荒削りなので後ろに隠しておこう

乾いた木がぶつかり合う甲高い音が高く響いた。
それを追い掛けるようにして、粗末な木の棒っきれが高く放り投げられ、色の濃い青空に吸い込まれてゆく。
「おいおい、威勢が良い割りにはずいぶんとあっけないじゃないか」
少年の武器をいとも容易くはねのけた長髪長身の女性は、からかうようにそう言い放った。年の頃は二十を過ぎた辺りと見えて、まだ若い。
だが愉快そうながらも奥に鋭い光を秘めた琥珀色の瞳や口の端に乗せシニカルな笑みは、彼女に外見よりも大人びた雰囲気を与えていた。
その手に携えているのは、先程空の向こうに消えていったものと殆ど変わらない、ごく普通の木の棒である。
「そんなんで一人前を名乗ろうなんざ、笑っちまうね」
からかうような彼女の言葉は、その視線の先で仰向けになって倒れている少年に向けられたものだ。
「そういう姉貴だって大人気ないだろ、全力で潰しに来やがって」
憎まれ口を叩きながら起き上がった少年は、藤色のぼさぼさとした髪を苛立たしげに片手で掻き毟った。
跳ね上がるようにして素早く立ち上がると、砂のついた裾を手で払い、不機嫌そうにそっぽを向く。
「"レーゼ・ブランカ・ナーガといえば、今やこの里じゃ誰一人としてかないやしない、最強の戦士だ"……みんなそう言ってるぜ。未だにまともな剣さえ握らせてもらえない俺が、どうやったって一本取れるはずがないだろ」
「はっ」
一族最強の称号と謡われた女戦士……レーゼはそれを聞いて、小馬鹿にするように鼻で笑ってみせた。
「お前に本気なんか一度だって出したことはないよ。出直して来な、ティード」



「姉貴のやつ、余裕満々な顔しやがって。何が"本気なんか出したことはないよ"、だ!」
道端の石ころを蹴飛ばして、少年は悔しそうに空に向かって愚痴をこぼした。
彼の名はティード・アズール・ナーガ。ナナシキと呼ばれる山奥の隠れ里に身を潜める、少数民族「爬人族」の少年である。
まだ一人前と呼ぶには幼すぎる年格好だが、その琥珀色の瞳は先ほどの女戦士・レーゼに負けず劣らずの強い光を秘めていた。
彼の隣では、赤い布を頭に巻いた淡い髪色の少年が、呆れたように小さなため息をついている。
「せーは仕方がねーさ。レーゼさんは、生き残ったわしたち爬人の中でもかなり腕が立てる人じゃねーか。実戦も体験したことのねーわしたちが、そう簡単に勝てる相手じゃねー」
「じゃあお前、俺はいつまで経っても家族をもてないってことかよ?冗談じゃないぜ、クリス」
感情も顕に憤るティードに、彼の昔からの友人である少年……クリス・グリュン・ナーガは困ったような顔をした。
「さあね。やれやれ、親代わりに認められんと一人前になれんなんて、でーが決めたんじゃろうな」

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